iOS10とmacOS SierraよりVPNのPPTPがサポートされなくなり使えなくなりました。
QNAPではPPTPのほかにL2TP/IPsecとOpenVPNが使えますのでMacBookAirとiPhoneのVPN設定を変更したのでメモ
QNAP TS-231+側の設定
QNAP TS-231+での設定のメモになります。
VPNでログインするユーザーはあらかじめ設定してある前提です。VPN専用のユーザーを作ることをオススメしています。
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初期ではコントロールパネルのVPNサーバーの欄にL2TPの設定がありませんので
APP Centerより「QL2TP-IPsecServer」をインストールします。
次に、コントロールパネルのVPNサーバー設定にチェックを入れ事前共有鍵を設定します。
事前共有鍵はQNAP側とiPhoneまたはMac、その他VPNを設定する機器には突き合わせるため同じものを設定します。
ルーターのポート転送の設定を行います
ルーターにあるポート転送、またはポートマッピング、NAT転送と呼ばれる項目を設定します。
VPNサーバー(QNAP TS-231+)があるローカルアドレス[192.168.0.X]や[192.168.X.X]を入れ
L2TP/IPsecの場合(公式のQNAPのVPN設定ページ)は
ポートを3つ設定します。
UDP 500
UDP 4500
UDP 1701
UDP1701はIPsecを利用しない場合のポートでTS-231+では不要でした。(詳しくはコチラ)
ですのでUDP1701が不要な場合はポート設定はしないでおきましょう。
iPhoneでのVPN設定
MacでのVPN設定は割愛いたします。
iPhoneにて[設定]>[一般]>[VPN]より
VPNの構成を追加をタップします。
タイプ> L2TP
説明> わかりやすい名前をつける
サーバー> 固定IPアドレス 又は QNAPのMyDDNSが使えます(hogehoge.myqnapcloud.com)
アカウント> QNAPで設定したユーザー名
RSA SecurID> オフ
パスワード> QNAPで設定したユーザーパスワード
シークレット> QNAP側で設定した事前共有鍵
すべての信号を送信> オン
設定は以上です。
VPNサーバーと同一のネットワーク内ですと接続確認できませんので
iPhoneのWi-Fiを切ってお試しください。
補足:QNAPのMyDDNSはQNAP製品で利用できるQNAP社が提供する無料のDDNSサービスです。